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3 5年生の学習について

小5の学習内容は非常に重要で、復習テストに出題される単元が多いことが特徴です。

第一回の復習テストは、小5の一年間の総復習という位置づけといっても過言ではありません。小3~4の範囲も出題されますが、それほど多くはないのです。

小5では国語・算数の内容が難しくなるとともに、社会・理科の学習が本格的になってきます。

5年生からの学習は、質・量とも、4年生までとは比較にならないほど厳しく感じられるはずです。

小5の1学期に、出遅れることの無いよう、心して臨むことが大切です!

<国語>

学校では4年生までと同じ、学校図書の教科書を学習します。

副教材を使用することはほとんどなく、教科書できっちりと授業が進められていきます。

白百合の国語は、読解と知識分野のバランスの取れた指導だと思います。

言葉のきまり、言葉のいずみのテストは長文問題とは独立して実施されることが多いです。

復習テストや内部入試で知識分野からの出題は必ずあるため、教科書のレベル以上の「語句・文法」の勉強を5年生のうちにおこなっておくべきでしょう。

また5年生で注意すべき点は、単元テストにおいて、教科書外から出題される実力問題の部分で点数が取れているかどうかです。

ここで点数が取れていないと6年生の復習テストで高得点を取るのは難しくなるでしょう。

長文問題には本腰を入れて取り組むべきだと考えます。

新小学問題集、実力練成テキストなどの長文問題を、週に2~3回ペースでこなすことをお勧めします。

<算数>

検定教科書をもとに授業が進められていきます。

単元テストには、白百合算数、私学問題集、オリジナルプリントなどから出題されることが多いでしょう。

重要単元は必ず単元テストが2回(1回目は基本、2回目は応用)実施されますが、2回目の応用テストでよい結果を出さなければ、その単元を十分理解していることにはなりません。

白百合算数、私学問題集などの問題は、完璧にできるように練習しましょう。

新小問にもチャレンジしておくと(単元テストレベルの問題であれば)90以上の点数が望めると思います。

5年生の算数は重要単元が目白押しです。

確実に4年生の内容より難しいものばかりです。

すべてじっくりと取り組むべき単元ですが、2学期以降、授業の進みは、たいへん速くなります。

テストで点数が取りにくいのは、「面積」「速さ」「円とおうぎ形」「割合」などです。

最も大切にすべきは学校の授業なので、復習型の勉強が望ましいのですが、5年生の後半はそのパターンでは遅れが出てしまう可能性が高いです。

できれば夏休みに2学期の予習を、冬休みに3学期の予習をおこなっておくと、授業の理解が深まるでしょう。

<理科>

理科は4年生の学習の延長です。

算数ほどではないですが、4年生の単元よりも難しくなり、ボリュームも増してきます。

しかし4年生までに理科の学習スタイルを築いておけば心配はありません。

学校の授業にむけて、予備知識などは不要です。

復習型の勉強方法が適しています。

授業ノートを整理し、問題集で自分の力を確認してから試験に臨むというやり方でをお勧めします。

問題集は、基本レベルでは、新演習(標準)、ピラミッド、ウィンパス、応用レベルでは、新小問(ステージⅡ)、実力練成テキストなどがよいでしょう。

<社会>

社会は5年生から難しくなります。

4年生までは「身近な学習」だったのですが、5年生になると日本の国土、日本の産業(農業、漁業、工業ほか)など、学習範囲がたいへん広くなるからです。

5年生になるまでに、都道府県、県庁所在地、国土の自然についての知識がしっかり身についていないとかなり苦労することになります。

あやふやな箇所があれば、春休みや夏休みなどを利用して、徹底的に覚えましょう!

教材としては新小学問題集(ステージⅡ)がお勧めです。

白地図を用意して、常に、日本地図を意識して学習することが知識を定着させます。

単元テストは年間6回ほどおこなわれます。

授業ノートを中心に、新小問、白地図を練習しておけば、テストでは良い結果を出せるでしょう。

地理の学習は覚えることが多いため、テスト前は大量の暗記をしたとしても、その記憶を定着させることが難しいはずです。

忘れることはしかたがないのですが、長期の休みの際、単元テストを復習して記憶を維持する努力をすべきです。

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