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5 6年生の定期試験について

6年生の定期試験は3回実施されます。
6月、9月、11月の3回です。1日2教科でそれぞれ2日間です。

たいていの生徒さんは、5年生の時と同じ感覚で定期試験の準備を始めますが、それでは間に合わない場合が出てきます。5年生は2学期末までに4回の定期試験(中間・期末)ですが、6年生は3回です。試験範囲は単純に5年生の時の1.3倍になるわけです。5年生のときよりも早めに試験勉強を始めるのが得策です。

11月末に「進学適性試験」がおこなわれます。

これは、3回目の定期試験が終了して、およそ10日後ということです。
2学期は2回目、3回目の定期試験の勉強に追われるため、この進適直前の10日間と、夏休みだけが進適準備の学習に費やすことのできるまとまった時間です。(11月の入試休みは、第3回の定期試験の準備でとても進適の勉強をおこなう余裕はありません。)

<国語>

ほとんどの場合、授業は教科書に沿って進められています。5年生の時と同じく、100%、先生の授業が重要です。

文法、その他の知識分野で、教科書の範囲をこえてかなり高度な内容を行なうことがあります。その場合も、授業で配られるプリントを徹底的に練習することが肝心です。文法に関しては、文法の参考書を1冊用意しておくと便利です。
漢字は教科書の範囲で出題されますので教科書中心にまとめるのがよいでしょう。

試験で思うように結果が出ない場合は、記述問題での減点が原因になることが多いようです。
「的確な文末表現」を身に付ける必要があります。

国語が苦手な場合は、ノートを正確にとり、毎日必ずノート整理をするぐらいでちょうどいいと思います。

教科書の音読も大切です。音読→ノートで重要箇所の確認→音読→・・・・・としつこく繰り返していけば、必ず結果 は出るはずです。

また、教科書の音読を行なうときに、穴埋め問題を想定して、接続詞の部分に特に注意を払うと、本番の試験で非常に役立つはずです。

<算数>

「分数と割合」「対称図形」「比」「比例/反比例」「場合の数」「立体の性質」「体積 /表面積」などの単元を学習します。

授業中に難問を解くということはほとんどなく、定期試験でも基本的な良問のみが出題されています。
ただ、四則混合計算問題が4問、その他に小問・文章題を含めて20問ほどの問題数になることが多いので、基本的な問題のパターンを数多くこなして、普段からスピードと正確さを養うことが、良い結果 につながるはずです。

先生によっては、「比」の単元で「連比」が省かれたり、「比例/反比例」での式の書き方を指定されたり、ということもしばしばあります。

算数が得意であっても、授業をおろそかにすることは、悪い結果に直結します。

家庭学習に最適の教材は、「新小学問題集/標準編」[実力錬成テキストなどがあげられます。いずれにしても、学校の授業で配られるプリントの理解を確実にして、私学問題集ともう1~2冊あれば十分です。

<理科>

5年生の時と同様にプリントで授業が進められていきます。

内容はこの10年間で若干の変化はありますが、「原子/分子」「人体」「物質の三態変化」「岩石/地層」「天体」「気体の性質」などが毎年中心になっています。

1学期の那須合宿で「塩原化石園」にいった場合は、後の試験で、その時の内容が出題されます。

多くの単元が、検定教科書の範囲を越えた内容になりますので、学校の授業を真剣に受けていないと、家に帰ってから復習のしようがありません。

普段からノートをしっかりとっておくことはもちろんですが、試験直前に配られる問題プリント(生徒自身が作成した問題を集めた2~3枚)がたいへん重要です。このプリントから、必ず幾つかの問題が本番の試験に出題されます。

記述問題では、表現に注意を払わなければならないことが多いのです。模範解答に、一字一句不足するだけでも大きく減点される場合があります。正確にとったノートをチェックすると、ミスを防げます。

<社会>

日本史の授業です。
最近は5年の3学期で歴史に入りますので、6年2学期末には、「新小学問題集」の明治時代のあたりまで終了します。

例年、「新小学問題集」に沿って先生の用意されるプリントで授業が進められていきます。かなりのハイレベルの内容です。

時代の流れをつかむこと、代表的な人物を軸に、時代ごとの政治、文化の特徴を理解することが大切です。年号などは、細かいものまで覚える必要はないですが、重要人物や出来事などは漢字で書けるようにしなければなりません。

定期試験は、問題数も多く、ときには1問1点で100問のボリュームになることもあります。
良い結果 を出すには、普段から問題を多くこなすしかありません。自分で問題をつくるのが最も効果的ということになります。

もともと社会は自習しやすい教科ですので、慣れてくれば試験前に自分で予想問題を作ることも可能になります。

歴史の流れをおおまかに把握するためには、自分で年表を作成するのが一番です。ぜひ、チャレンジしてください。

多数の生徒さんが地理より歴史のほうが面白いと言います。それだけに試験で結果を出すには努力が必要です。

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